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今回はエッセンシャルオイルを使った感情の癒しについてです。ネイティブアメリカンや北米の先住民は、人間を4つのパーツで考えると、思考、肉体、感情、霊性(精神性)と考えていました。これらの四つはバラバラに存在しているわけではなく、いつも相互に作用しています。カラダの病気の原因は80%がその他の部分(思考、感情、霊性)に起因するとも言われていますが、現代社会では通常この4つの中で思考と肉体に重きが置かれており、感情や霊性について意識を向けることは少ないです。これが様々な心の歪みや社会の病理を生んでいいるのですから、健康、健全、豊かな人生を送りたい人は、この4つのバランスや関係を捉える必要があります。4つのバランスについてはこの記事にも書いてあります。
人間は感情の生き物
私たちの感情が私たちの毎日の生活での成功を左右するとも言われています。感情の波に飲まれてしまうと、明晰な思考はできませんし、体や精神も健全ではいられません。それなのに、私たちのほとんどは、心が傷ついたり、悲しかったり、頭に来たり、自己否定にさいなまれたりした時にときにどうしたらいいかというトレーニンングを受けてきているわけでもありません。
本来、すべての感情に良い悪いはなく、どの感情も感じ切ったらおしまいです。しかし、ポジティブな感情は感じていて気持ちがいいので感じ切ることが簡単ですが、ネガティブな感情は感じていて心地よくないため、押さえ込んだり、無視したりして体のエネルギーの循環も滞らせてしまいがちです。
感情の8対2の法則
ここで、感情の8対2の法則を紹介します。人間の感情を2種類に分類するとすれば、縮まる感情と広がる感情に分けられます。
縮まる感情とは、文字通り体を縮こまらせ、心を縮こまらせます。重く、例えば、心配、恐怖、悲しみ、孤独、失望、欲求不満、怒りなどの苦しい、ネガティブな感情です。これは重く、低い振動数の感情で、体や心のエネルギーの流れを滞らせてしまう感情です。その一方で、広がる感情とは体や心のエネルギーの流れをスムーズにする、軽くて高い振動数の感情です。例えば、躍動する、自信がある、確信する、幸せ、感謝、結びつき、愛情、平和などです。
人間はもともとこの広がる感情が8割で縮まる感情が2割になるようできていると言われていますが、このストレス社会の中ではこの割合が逆転している人がほとんどであり、更に悪化した割合になっている人もいます。低い振動数の感情は、エネルギーの循環を滞らせて身体的な病気を引き起こします。これは怒りは毒と言われる所以ですね。これには、考え方も関係しています。不健康な思考パターンをもっていると、ねじれた感情をひきおこします。厄介なのは、感情とは目に見えないもの、そして捉えにくいものなので、感情や思考パターンからくる健康の問題は簡単に解決できないことが多いのです。もしもっと健全で、幸福感の高い生活を送りたいのでしたら、高い振動数の感情、つまり広がる感情を感じる割合が高まる必要があるでしょう。もしあなたが変わりたいと思うのなら、まず自分の感情が変わっていくことがよいでしょう。痛みや苦しみを引き起こすような感情が繰り返されているのなら、それはどうにかして変えていくことが必要です。もし自分の人生を変えたいのなら、自分の感情をコントロールできるようになるといいでしょう。
エッセンシャルオイルと感情
エッセンシャルオイル(精油)の素晴らしさは、あなたの感情を瞬時に変化させ、エネルギーの振動数を変化させるところです。必要に応じで使っていきましょう。精油とは、植物が自然に作り出した揮発性の油で、この油は、植物の花や葉、実、木、根っこ、タネなどに貯蔵されており、それぞれ特有の香りを持っています。このオイルには、自然の化学成分が含まれていて、抗菌作用、抗ウイルス作用、鎮痛作用、鎮静作用、浄血作用、利尿作用、抗アレルギー作用、健胃作用、肝臓強壮作用、エストロゲン様作用・・・など様々な作用があり、いろんな症状の緩和に有用です。
精油の香りが空気中に拡散されると、鼻の奥にある鼻腔の嗅覚センサーで感知され、これが電気信号で大脳辺縁系に伝わります。ここは、脳の中でも本能的な部分(感情や記憶)を司る大脳旧皮質と呼ばれている部分です。そして、精油の電気信号が、感情やトラウマが保存されている扁桃体、記憶の形成を行う海馬に作用していきます。
脳は嗅覚刺激を受け取ると無意識のうちに安心、興奮、などの情動を引き起こし、視床下部に影響を与えます。視床下部は生命の司令塔の役割を持ち、体のホメオスタシス(恒常性)を守るために働く自律神経系(血管や内臓の働きを調整する)内分泌系(ホルモンの分泌を調整する)免疫系(ウイルスや細菌から体を守る)に大きな影響を与える場所です。このように精油の香りは、電気信号によって脳に伝わり、心と体にダイレクトに作用していきます。
感情を癒すエッセンシャルオイルのご紹介
<手放す感情>
1. 心配性・考えすぎ ティーツリー
2. 気が重い マージョラム、サイプレス、バジル、ラベンダー、グレープフルーツ
3. コントロールの感情やフラストレーション ウィンターグリーン、ディープブルー
<育む感情>
4. 喜び フランキンセンス、ラベンダー
5. 明晰さ、進むべき道を明確にする レモン、ペパーミント
6. 自信と確信 ワイルドオレンジ
7. 満たされている、十分感 ワイルドオレンジ、レモン
不必要な感情を手放したら、空いた部分に育みたい感情のための精油を補っておきましょう。それではまた✨