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EQ 心の知能指数を高める4つの方法

こんにちは😌 

今回は心の知能指数と呼ばれているEQ( エモーショナルインテリジェンス)について書いてみようと思います。EQとの出会いはかれこれ15年ほどまえ。ダニエルゴールドマンの『Emotional Intelligence』が出版され、感情は、今まではっきりと測定できないものとされていましたが、EQというコンセプトでひとつの開発可能な能力として位置づけらました。その当時、EQはビジネス界でも大きなうねりとなり、その後、組織開発や経営の分野でも、EQによる対人能力やリーダーシップ開発の可能性に大きな注目が集まりました。

EQとは

みなさんもご存知の通り、IQ (Intelligent Quotient)とは、知能指数のことです。それにちなんで、Emotional Intelligence はEQ (Emotional Intelligence Quotient)と呼ばれ、邦訳では心の知能指数という名前で広まっています。ダニエルゴールドマンは彼の著書『心の知能指数』の中で、「心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールし、他者と適切な関係を構築できる知能」だと主張しています。もうちょっと簡単に言うと、頭がいいという表現がありますが、EQとは自分の心を整える能力、対人関係能力の指標ということです。

 

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このビデオでも言われている通り、EQは生まれつき備わるっている能力ではなく、後天的に学んでいく能力です。たとえば、自分や他人についての気づき、どんなとき人の感情が動くのか、子供の頃の経験が人の人生にどのようなインパクトを与えているのか、心に抱える恐怖や願望とどう付き合うのか、ということを子供の頃から学ぶことにより、EQはどんどん磨かれていきます。

 

ダニエル ゴールドマンは、EQを磨く方法として以下の4つの項目が挙げています。

1. 自己認識(Self Awareness)

  • 自分のニーズや感情の動きを理解する。

2. 自己管理(Self Management)

  • 苦しい感情やストレスを手放す方法を知っている。
  • 自分の感情を適切に表現できる。
  • 気持ちを切り替えて前に進む。
  • 自分の行動や感情の動きを制御する。

3.社会的な認識(Social awareness)

  • 自分の言動が他者にどのような影響を与えるのかを考えられる。
  • 他人を理解しようとする。

4.関係性の管理(Relationship management)

  • 積極的人間関係を構築する。
  • 異なる考えに対してオープンになり、聞く耳を持つ。
  • 問題や紛争に直面しても建設的に対処する。

エモーショナルインテリジェンスは、特に異文化環境には大変有効なスキルとなります。意見の違う人、異なるバックグラウンドの人々が一つになって何かをしようとするときに、このスキルがないと、違いは紛争の種となってしまいますが、もしこのスキルがあれば、違いは創造性の種に変わります。この考え方は、マイクロからマクロまで、つまり、国同士の国際紛争から家族問題や個人間のいざこざまで全てに適応される考え方です。自分を理解し、他人を理解するのがスタートライン。

 

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こちらはダニエルゴールドマンのTED TALK です。

一部要約すると、社会神経科学の分野では、脳の配線は基本的に人を助けたり思いやりをもったりするようにできているけれど、脳は誰かに注意を向けた時、自動的に相手の感情を読み取り、相手に共感し、自動的に同じ感覚を一緒に感じるようにできている。しかし、その意識がオフになっている状態、例えば急いでいるとか、そのほかのことに集中しているなど、そうなると、人を思いやったり、共感したり、助けたりするチャンスを失ってしまいます。だからまず、相手に意識を向けてみよう。これはあれこれ詮索しろと言っているわけではありません。ただ、相手に意識を向けるというだけです。

EQをアップさせるために今すぐ自分でできる4つのポイント

1. 自分の感情の動きにはどんな傾向があるか知ること。

どんなことがトリガーになるのか。過去の苦い経験やトラウマなど、消化しきれていないものがあれば、癒していくことが必要。

 

2. 全ての感情はいずれ過ぎ去ることを理解する。

特定の感情に “とらわれる” のを避けることが大事なのです。苦しい感情など、強い感情の渦中にいるときは、その感情が消えていくことなどと考えられないのですが、感情は空に浮かぶ雲ののように生まれてはまた消えていきます。

 

3. 自分の感情を整えるための健康的な方法ありますか?

例えば怒りや悲しみが溜まると食べてしまう、というのは不健康な対処法です。健康的な方法で感情を整えるといいでしょう。おすすめは体を動かすことです。感情のしおりが人生の本に挟まるごとく、消化不良の感情は肉体に記憶されます。体を使う方法、例えばスポーツ、エクササイズ、ジョギング、散歩、ヨガ、ダンスなどはどうでしょう。体を使うのが苦手な方は声にだして歌ってみるのがいいでしょう。マッサージや指圧なども効き目がありますよ。エネルギーの滞りをなくして循環させて発散させるということです。EFTタッピングも即効性があり効き目があります。

EFTは、Emotional Freedom Technique(エモーショナル・フリーダム・テクニック)の事で、体のエネルギー(日本や中国でいう「気」)を整える事ことによって、感情的な苦痛やストレス又それに伴う身体的症状を解消するテクニックです。

EFTのやり方はこちら

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4. 相手を理解するために人の話を聞いてみよう

私たちは返答を返すために相手の話を聞いてしまいがちです。そうすると、批判的になったり、または同意しなくてはいけなかったりします。そうではなくて、相手を理解するために話を聞いてみましょう。そうすると人間関係が変わってきます。

 

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サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ