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すべては自分の中にある

瞑想についてー身体とつながること

こんにちは〜今日もメディテーションからスタートすることができた麗しい一日。

大切な朝の時間、

感謝の気持ちが溢れてきます。

 

今日の瞑想は宇宙旅行のような体験となりました。

今朝は体調もよく、感情の動きも少なく、身体の感覚も微細だったせいか、ゆったりとふわふわした優しい瞑想となりました。それでも思考は相変わらず現れては消え、宇宙船の窓から思考の流れ星が通過するのを見るたびに気が散るのですが、ほっておけば消えていきます。瞑想中、無重力のようなグラウンディングの弱さも感じたので、丹田に意識を持っていき、自然な呼吸を心がけました。丹田とは臍から5センチほど下がったところのお腹の真ん中あたりです。

 

丹田は宇宙とのつながり、生命力、創造性の源と言われています。確かに子宮がある位置でもあるので、生命力、創造性の源というのはうまく言い当てています。また、深い理解がおとづれた時、「腹落ちする」とか、「腑に落ちる」などと表現しますね。腹は第二の脳とも言われています。私は武道が好きで、極真空手や合気道を習っていた時期がありました。先生は「丹田は体の中心である。頭で考えて動くのではなく、丹田に気を持っていくように。丹田を中心に体の360度を感じなさい。」と教えて下さいました。確かに丹田を中心に360度を感じようとすると、私たちの本質である、気づきの意識にアクセスすることになります。瞑想中丹田から呼吸すると、自然と自分の中にどっしっり腰を据えてくつろぐ安心安全の空間を作ることができます。また、ゆっくりと呼吸を続けていくと、そこからだんだんと意識の広がりを感じ、自分の境界線が緩み、自分は全体の一部であることを確認することができます。やがて、全ては自分であり、自分は全体であるという感覚がやってきて、本質的な安心感と受容を感じさせてくれます。「あー、これでよかったんだ」と全体を受け入れ、また自分を受け入れられている感覚です。その感覚に触れることで、分離感、孤立感、疎外感は幻想だったと確認するのです。このように、瞑想中、身体につながることを通して、全体性と一体になり、私たちの本質である受容のエネルギーを蓄え、安心感と共にあることができるようになります。

 

では、日常生活ではどうでしょう。日々の生活の中でそのような瞑想的なあり方を維持するのはなかなか難しいと思うかもしれませんね。現代社会は、物事の展開が速く、情報過多、テレビ、ラジオ、インターネットなどの雑音が多く、意識が散漫になり、思考に巻き込まれやすく、日々の生活が上辺を撫でているようなふわふわと浮いたような感覚になってしまいがちです。ソーシャルメディアやテクノロジーの発達でどうしても外側のエネルギーに巻き込まれやすい社会環境にあります。さらに、社会の流動性から、先行き不透明で、そんな状況では、どんな人にとっても、不安感や恐れが増大しやすいでしょう。そうなると、どうしても頭にエネルギーが行きがちで、身体とのつながりも弱く、自分の内側へとつながる基礎力が養われないという悪循環が生まれます。体とのつながりが弱くなるということは、全体性とのつながりが弱くなるということで、不要な不安が増大され、恐れからの思考や感情が多くなってしまいます。そんな社会環境だからこそ、自分の可能性を最大限に発揮し、充実感のある生活をするためには、心の安心安全を自分で確保する、つまり自分の内面を整えることが非常に大切になのです。今までは、目に見えやすい、doingばかりに興味が湧いてしまいがちでしたが、今の社会はそれだけでは難しいことがわかってきています。beingをおろそかにしては、doing はうまくいきませんから。

 

beingを養うセルフケアとしてとても効果があるのは、体の感覚とつながることです。身体は頭より知的で聡明。毎日、10分でも「ちょこっと瞑想タイム」を作り、自分の身体の感覚とつながる時間を作ることをおすすめします。この場合、ただ静かに目をつぶるというのに止まらず、思考を介さず、身体に何が起こっているのか、興味を持って、観察していくということです。そうすることで、要らぬ思考から離れ、体を通して全体性からのメッセージを受け取ることになるでしょう。また、体の感覚を意識しながら、深い呼吸をするのはとても効果があります。吐く息をゆっくりと。自律神経の調整にもなります。また、ちょっとした隙間時間に自分の身体との時間をとりましょう。通勤途中、ミーティングとミーティングの間、部屋から部屋を歩いている時、家事と家事の合間、トイレに入っている時など、時間を決めて身体感覚を感じる癖をつけていきましょう。手で自分の体をさすったりしながら、または、手を洗っているときに、自分の手や体の感覚に注意を向けると思考から離れることができます。歩いてきるときに、ゆっくりと足の裏はどんな感覚なのか注意を向けてみるのもいいですね。日々の小さなエクササイズを通じて、自分はここにいるんだという身体の感覚を取り戻し、みなさんが自分らしくいられますように❤️

 

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今日のハイクで出会ったアオサギと夕焼けーワシントン州ディスカバリーパークにて

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引き潮で浜にできた模様がなんとも言えない。よく見るとるるも一緒。