こんにちは。
今日は、完璧主義の人、頑張り屋さんの人へのメッセージとなります。
10年以上前の話になりますが、私がアメリカに引っ越してきたときのことです。
私が望んだ渡米でした。
何年もかけて計画して準備してやっと実現した渡米。
新しい環境の中で、仕事も子育ても、と張り切っていたのですが、
それとは裏腹に、体がついてきかない。心がついていかない。
そして新しい環境に適応しきれない自分に悔しくてしかたがない。
どうにもこうにも前に進めなくなってしまったことがありました。
仕事も人間関係もすべてうまくいき、新しいチャンスも目の前にあるのに、
辛くて辛くて立ち上がれない。
自分一人が真っ暗闇の底で過ごしているような気持ち。
鬱です。
今まで私が慣れ親しんだ問題解決アプローチでは
どうしても解決することのできない苦しい体験でした。
そんな私を見てある方が、
「自分をもっと赦してあげたら?」と言って下さったのを覚えています。
そのときの私は、
「自分を赦す?とんでもない。こんなに駄目な自分を赦すなんてできない。
今の自分を赦したら私はもっと駄目になる。
自分を赦すのではなく、叱咤激励してなんとかこの困難を乗り越えないと。」
と思ったことも覚えています。
その後、瞑想、ヨガを通じて、時間をかけて心の声を聞く作業を続けていきました。
あるとき、自分は“ユルセナイ”と思っていることが結構多いことに気づき、
これじゃあ他人を赦すのは苦しいだろうな...と改めて実感。
そこで、「なぜ他人を赦せないのか」と問うてみたら、
「それは自分のことも赦してないのに他人を赦すことはできない」という返事。
自分に厳しい自分。
自分で自分を苦しめていることが見えました。
そこで腑に落ちました。
「それなら他人を赦すことを考えるまえに自分のことを大事にしてみよう」
その瞬間、気持ちがすっと軽くなりました。
素晴らしい気づきの瞬間でした。
自分に厳しいのはいい時もあるけど、ほどほどにしないとね😉
愛犬ルル